NHK8月16日 19時22分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170816/k10011101861000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002

もしあなたが小さなお子さんと一緒に飛行機に乗っている最中、機体のトラブルで酸素マスクが下りてきたらどうしますか?実は8月12日に全日空機で実際に起きた同じようなトラブルに対し、ネット上で「お子様連れは保護者が先!子どもが嫌がって時間がかかると大人が意識を失う」という指摘があり、驚きの声が次々と寄せられています。本当にそうなの?国や航空会社に聞いてみました。

12日、羽田空港から大阪空港に向かっていた全日空37便の機内で突然、チューブにつながれたマスクが下りてきました。そして聞き慣れない警報音ととともに「マスクを強く引いて着けてください」という音声が流れ、機内は緊張感に包まれました。

全日空によりますと、この便はダクトが壊れて機内の空気が外に漏れて気圧が低下し、異常を知らせる警報が作動したと見られています。離陸してからおよそ30分後に羽田に引き返し、乗客乗員合わせて273人にけがはありませんでした。

子どもより自分優先!?

このニュースがテレビなどで報じられてまもなく、ネット上ではあるツイートが注目を集めました。

「酸素マスクが降下してきたら、自分の子どもとかそんなのを無視して、とにかく自分のマスクをつけるのを最優先にして」

「お子様連れは保護者が先!子どもが嫌がって時間がかかると大人が意識を失う」

「仮に減圧が発生したらあっという間に意識を失いますから」

これに対して、「親心としては先に子どもにつけたくなる」「人のことを気にしているほんのちょっとの間に意識を失ってしまうの?」「子どもを助けるために自分が気を失わないようにしなくてはいけないんだ」という疑問や驚き、さらには納得の声が寄せられました。

想像したくはありませんが、万が一こういう事態に遭遇したら何が起きるのか、どうしたらいいのか、国や航空会社に聞きました。

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