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日本の農林水産物や食品の最大の輸出先である香港で、日本産の和牛の輸出促進につなげようと和牛の魅力を紹介する催しが開かれました。

この催しは、畜産物の輸出促進を担う日本の団体が企画したもので、会場の香港のホテルには、飲食店の経営者やシェフなどおよそ100人が集まりました。

はじめに、担当者が日本産の和牛は血統の管理や肉質の評価が厳格に行われていて、ほかの国で生産された和牛と区別するためのマークもつけられていることを説明しました。このあと、鹿児島県産の和牛から、ステーキやしゃぶしゃぶ用の肉を切り分ける方法の実演が行われ、参加した人たちは、柔らかい和牛の肉質を楽しんでいました。

レストランを経営する男性は「日本産の和牛はとても柔らかく、おいしかったです。自分のレストランでもメニューに加えたい」と話していました。

日本の農林水産省によりますと、香港は、日本の農林水産物や食品の最大の輸出先で、去年の牛肉の輸出額はおよそ40億円と、前の年に比べて30%以上増えているということです。主催した日本畜産物輸出促進協議会の強谷雅彦事務局長は「香港は、和牛の輸出の4分の1を占める重要な市場だ。さらなる輸出促進に向けてPRを強化していきたい」と話していました。

8月16日 20時54分

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