2017年8月17日 2時0分 Smart FLASH
http://news.livedoor.com/article/detail/13483511/

「職場でも家庭でも、食べものの話題はよく上ります。でも世間には間違った情報があふれているのです」と語るのは、科学ジャーナリストの松永和紀さん。2017年5月に、食にまつわる正しい情報を伝えるべく、『効かない健康食品 危ない自然・天然』(光文社新書)を上梓した。

 松永さんは新聞記者として10年勤めた後に科学ジャーナリストとして独立した。

 食物の特定の成分だけが抽出され、「体にいい」として売られている現代。松永さんに、人気の健康成分11種の意外な弊害、知られていない注意点について解説してもらった。

(1)ニンジン

 ニンジンなどに含まれるβ‐カロテンは、体内でビタミンAに変わり、体にいい! といわれているが……
→サプリメントの投与試験で、肺ガンや心臓疾患などの死亡リスクが上昇してしまった!

「フィンランドで約3万人の男性喫煙者を対象におこなわれたもの。米国での大規模試験でも同様の結果に。野菜や果物はいいですが、サプリは過剰摂取につながりがちです」

(2)わさび

 わさびなどに含まれる6-MS-TCは、ガンを予防する! といわれているが……
→人の体内で効くとは限らない!

「肝臓細胞を用いた実験で得られた結果ですが、細胞実験で結果が出ているからといって、人の体内で効くとは限りません。むしろ効かないことのほうが多いのです」

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