8月18日 19時19分
15年前、大分県で留学生の支援活動をしていた男性が殺害された事件で国際手配され、中国で身柄を拘束された中国人の元留学生2人に対して現地の裁判で死刑と懲役15年の判決が言い渡されていたことがわかりました。
平成14年1月、大分県山香町、現在の杵築市で留学生の支援活動をしていた73歳の男性が殺害され妻が大けがをした事件で、事件後に出国した中国人の元留学生、張越容疑者(38)と朴哲容疑者(37)が強盗殺人などの疑いで国際手配されました。

朴容疑者はこの事件のおよそ3週間前、大阪・北区で35歳の女性が殺害された強盗殺人事件でも国際手配されましたが、その後、2人は中国で身柄を拘束され、日本の警察は中国側に対し司法手続きを代わりに行う「代理処罰」を求めていました。

捜査関係者によりますと、現地の裁判で主犯格とされる張容疑者に死刑、朴容疑者に懲役15年の判決が言い渡されたと中国側から連絡があったということです。一方、今回の死刑判決には2年間の猶予期間が設けられているということです。

殺害された男性は張容疑者の身元保証人だったということで、この事件では強盗殺人などの罪に問われた別の中国人や韓国人の元留学生らが福岡高等裁判所で無期懲役などの判決を受け刑が確定しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170818/k10011103931000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_007