https://www.med.or.jp/chishiki/o157/images/o157gurafu.gif

感染経路

O157は家畜(牛、羊、豚など)の大腸をすみかとしています。
汚染は家畜糞便から水や食物を介して感染したり、感染した人から人へ感染します。

感染症の経過

O157感染症が怖いのは、O157が出す“ベロ毒素”が溶血性尿毒症症候群(HUS)
や脳症を起こすからです。これらは治療が難しい非常に危険な状態です。
しかし、同じようにO157に感染しても、知らないうちに治ってしまう人もいます。
成人のほとんどは、特別な治療を行わなくても、5〜10日間で症状はなくなります。

症状がなくなったあとも、O157は1〜2週間腸の中に残り、
便の中にも出てきますので(排菌)、消毒などの予防は続けて行う必要があります。