例えば、↓のサイトでは、平成20年10月、大田区の保育園で、腸管出血性大腸菌O111による集団感染事件に関する情報を掲載している。
http://shudankansen.xtreemhost.com/index.htm

O-111は、O-157と類似の細菌で、その症状や深刻さもほぼ同じ。(若干0-157のほうが危険さでは上かも?)

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この大田区事件では、少なくとも13人の園児が発症し、そのうち3人が重症(HUS)になった。
同サイトでは、うち2人の子の経緯が書かれている。

ひとりの子は一時的な心停止を経て脳障害で失明するだけでなく、腎臓が完全にダメになり一生透析が必要となり(医者は腎移植を検討。)、数カ月後もまだ危険な状態で病院に。

もうひとりの子も脳機能障害で、1カ月以上意識なく人工呼吸器装着、その後も4カ月経ってもほとんど歩けず言葉も発話できず。

読んでみるとほんとうに壮絶。

なお、この集団感染事件は、大田区の保健所と区役所が(おそらくは初動ミスを知られたくなくて)徹底して情報隠蔽に走ったため、他のO-157集団感染事件と違って、報道も少なく、全貌も確認しにくい。