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朝日新聞デジタル

 埼玉県熊谷市内のスーパーの総菜店「でりしゃす籠原店」で販売されたポテトサラダを食べた客が腸管出血性大腸菌O(オー)157による食中毒を訴えた問題で県は22日、新たに5人の発症がわかったと発表した。同店のほか、市内の別の店舗でもO157による食中毒が確認された。

 食品安全課や同店を経営する「フレッシュコーポレーション」(群馬県太田市)によると、食中毒の原因とされるポテトサラダの食材は同県高崎市内の業者から納入。7〜8日に同店などが販売したポテトサラダを食べた客のうち、埼玉県内の4〜69歳の男女計13人が下痢や腹痛などを訴え、うち9人の便からO157が検出されたという。

 このうち、女児(5)が腎臓の機能が低下する溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、意識不明の重体。女児を含めた3人が入院しており、男児(4)と女性(60)は回復に向かっているが、3人とも退院のめどは立っていないという。同課によると、群馬県の系列店でもO157の発症を確認したという。