産廃、斜面中腹に40年野積み…中央道土砂崩れ
読売新聞:2017年08月23日 09時10分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170823-OYT1T50028.html

 車4台が巻き込まれた岐阜県瑞浪市の中央自動車道の土砂崩れで、現場近くの窯業原料メーカー「丸釜釜戸陶料」が、
道路に流れ込んだ窯業原料を含む産業廃棄物を敷地内に野積みにし、約10年前から月最大3トンを運び込んでいたことが分かった。

 同社の水野辰英会長が取材に対して明らかにした。
県は、同社のずさんな対応が土砂崩れを招いたとみて、廃棄物の保管状況などを詳しく調べる。

 水野会長によると、同社は土砂崩れが起きた斜面の上にある「第3工場」が操業を始めた1977年頃から、斜面の中腹にある採石場跡地に廃棄物を野積みしてきた。
同社は産業廃棄物処理の許可を得ておらず、野積みされた量について、水野会長は「先々代、先代の経営者の頃からで、どのくらいかは分からない」としている。
また、水野会長は「工場で使えないものを集めて置いていた。問題があると思っていた」とし、「関係者や住民にご迷惑をかけ、申し訳ない」と述べた。

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