赤字が続き自治体の「お荷物」といわれた地方競馬の復活がめざましい。

2016年度の売上高は4870億円で、底だった11年度より47%増加。浦和、高知競馬の馬券売り上げは過去最高を記録した。売り上げの6割超を占めるインターネット投票の急伸が主因で、途絶えていた運営自治体への利益還元も次々と復活している。今年度は7団体が計32億円を実施予定だ。

 ◆どこでも

川崎市幸区の男性(26)は3年前に競馬を始めた時からネット投票一筋。飲食店勤務で土日出勤が多く、休憩時間や仕事帰りの電車内など「スマホを使えば時間や場所に関係なく購入できるのがいい」と話す。浦和や川崎など南関東4競馬が中心だが、北海道・門別や高知、金沢競馬の馬券も購入している。「高知や金沢は夜も購入でき、門別は首都圏で活躍が期待できる若駒を追う楽しみがある。(購入額に応じて付与される)ポイントが換金できるのも魅力です」

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ネット投票用のスマートフォンサイト
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地方競馬の売上高
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配信 2017年08月23日 15時02分
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