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2017/08/24(木) 11:06:39.96ID:CAP_USER9秋田県横手市で木造2階建てアパート「かねや南町ハイツ」が全焼した火災で、アパートを管理する仕出し・配膳サービス業「よこてフードサービス」の佐々木安弘社長(48)が23日、毎日新聞の取材に応じた。「火の取り扱いには注意してきたのに……」と無念の思いを語った。【佐藤伸】
「冥福を祈ります、としか言えないんです。残念です」。同社内で取材に応じた佐々木社長は、そう言ってうなだれた。
これまでに、統合失調症の人を自社で雇用するなど、障害福祉の活動を続けてきた。「母親が福祉の活動をしていたので、私も何か役に立ちたいという思いがありました」。20年ほど前から精神疾患を抱えた人たちを受け入れてきた。
障害を持つ人たちが多く入居していた点については「積極的に受け入れたというわけではないのですが、口コミで(評判が)広がり入居者が増えたのだと思う。気がついたら『福祉の受け皿』になっていた、という感じです」と語った。
アパート内の環境に関しては「入居者だけの『密室』にならないように心がけていました」と語る。週に3日程度は訪問し、入居者の様子をそれとなく見ていた。年に1度は食事会を企画し、入居者を食べ放題の店に連れて行った。「互いの部屋を行き来して缶ジュースを飲んだりする人もいて、平和で穏やかな状態だったと思います」
医療関係者やヘルパーが訪問看護に来るため、風通しのよい空間づくりを意識した。火災についても気掛かりだったので、部屋を訪問するふりをして、火の気がないか確認していた。
2年前、同社が管理する同市内の別の木造アパートが火事になった。原因は後に、蚊取り線香だと分かった。このため「かねや南町ハイツ」での防火対策を徹底した。
部屋での煮炊きを禁止し、ガスコンロを処分させたこともあった。部屋でのたばこは厳禁とし、反射式の石油ストーブも禁じた。提供する食事は自社で調理したものを運び、台所にガスコンロを置かなかった。
「火の取り扱いについては口を酸っぱくして言っていたんです。だから火災の原因は何だったのか、分からないんです」。そう言って肩を落とした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170824-00000013-mai-soci