2017年8月24日21時3分
 九州大は24日、強い毒を持つ外来種ヒアリの定着を防ぐため、アリ研究者4人からなる研究グループ(代表者=村上貴弘准教授)を立ち上げた、と発表した。九州内の公的機関を対象に、ヒアリの疑いがあるアリが見つかった場合の同定支援や、ヒアリの生態や行動に関する助言を行う。

 ヒアリは5月に兵庫県尼崎市で国内初確認。7月には九州で初めて、福岡市の博多港でも確認された。水際対策が重要なことから、自治体などの相談に乗るほか、港湾や防疫関係、保健所、学校などでの講習会や啓発活動にも対応する。要望はメールで受け付ける。個人の相談には応じない。

http://www.asahi.com/articles/ASK8S56XNK8STIPE020.html