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熊本県天草市五和町の海岸に臨む国道沿いで、夏の風物詩「干しダコ」が潮風に揺れている。タコ飯の材料や酒のつまみに人気の名物だ。

 タコ漁が盛んな五和町鬼池の引坂漁港では、朝に水揚げされたばかりのマダコを、竹の棒を使って頭や8本の足を広げて形を整え、高さ約3メートルの干し場につり下げる。最低3日間干した後、漁港のコンクリート製岸壁に並べてさらに2〜3日間乾燥させている。

 漁師歴39年の佐藤盛親さん(59)は「昨年は地震の影響か、かつてないほどタコが少なかった。今年は豊漁でタコも大きい」と話していた。いまが最盛期という干しダコ作りは10月上旬まで続けられる。(大矢雅弘)

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