志願倍率約2倍、需要はあるのに…市立高校、閉校を検討
2017年8月26日15時28分
http://www.asahi.com/articles/ASK8V43J1K8VOIPE003.html

 名古屋市教育委員会が、市立若宮商業高校(同市天白区)を2022年3月末で閉校を検討していることが関係者への取材でわかった。閉校に伴い、生徒募集を停止する方針という。
 関係者によると、市教委は、少子化による生徒数の減少や、老朽化した校舎など学校施設の維持費の増大を見据え、同校の閉校を検討しているとみられる。31日にも市議会に提案するという。
 同校は1963年開校。総合ビジネス、情報ビジネス、会計ビジネスの3科があり、生徒数約700人。市南部に公立高が少なく、昨年度の志願倍率は1・95倍と定員割れもないことから、「経済的理由で私立高に通えない生徒の受け皿にもなっている。なぜ若宮商業を募集停止にするのか」という声もあるという。