蚕の幼虫100万匹の飼育始まる|NHK 首都圏のニュース
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170826/3341011.html

08月26日 08時16分

養蚕が盛んな栃木県小山市では、蚕の幼虫、およそ100万匹の飼育が始まりました。

養蚕が盛んな栃木県小山市には、ふ化したばかりの蚕の幼虫を一定の大きさまで育てる施設「JAおやま稚蚕共同飼育所」があり、25日は、蚕の卵を採取する業者からおよそ100万匹の幼虫が届き、職員らが飼育を始めました。
幼虫は、大きさ3ミリほどの黒い体で、職員たちが、桑の葉を原料にした人工飼料を削って与えていました。
施設では、幼虫が2センチほどの大きさになるまで育て、9月1日に地元の養蚕農家など7軒に配る予定で、農家が繭を作るところまで育て、来月末ごろ出荷するということです。
「JAおやま」の須藤日出夫養蚕技術指導員は「秋の繭は春の繭に比べて小粒ですが、均一な太さの糸が取れる特徴があります。養蚕農家によい繭をたくさん取ってもらいたい」と話していました。