近隣住民殺傷容疑できょう再逮捕、鑑定留置を請求方針
産經新聞:2017.8.27 08:07更新
http://www.sankei.com/west/news/170827/wst1708270011-n1.html

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送検される竹島叶実容疑者=神戸市北区の有馬警察署(宮沢宗士郎撮影)

 神戸市北区で7月、男女5人が殺傷された事件で、兵庫県警有馬署捜査本部は、
祖父母ら家族3人への殺人容疑などで再逮捕した無職、竹島叶実(かなみ)容疑者(26)をめぐり、
自宅近くで近所の女性2人を殺傷したとして、殺人と殺人未遂の疑いで勾留期限の27日に再逮捕する方針を固めた。
26日、捜査関係者への取材で分かった。

 神戸地検は竹島容疑者の精神状態を調べるため、9月上旬にも鑑定留置を請求する方針。期間は2カ月程度になるとみられる。
今回の再逮捕で、捜査本部は殺傷された5人全員について立件することになる。

 捜査関係者によると、竹島容疑者は7月16日、辻やゑ子さん=当時(79)=と別の女性(65)を包丁で襲い、辻さんを殺害、女性にもけがを負わせた疑いが持たれている。

 竹島容疑者は7月16日に銃刀法違反容疑で現行犯逮捕。
同17日には祖父、南部達夫さん=当時(83)=への殺人、8月7日には祖母、南部観雪さん=同(83)=への殺人と母親(53)への殺人未遂容疑でそれぞれ再逮捕された。
竹島容疑者は、辻さんら2人を襲う前に、自宅内で祖父母と母親を包丁やバットで殺傷、その後路上へ出たとみられる。