https://www.cnn.co.jp/m/world/35106350.html

(CNN) イラク軍は26日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に支配されていた同国北西部の要衝タルアファルの大半を奪還したと発表した。

イラク合同作戦司令部の報道官が記者会見で語ったところによると、軍はすでに作戦対象地域の6割、市中心部の9割を完全に掌握した。

この作戦でISISの戦闘員302人を殺害、爆弾が仕掛けられた車33台とトンネル35本を破壊したという。


奪還作戦は20日に開始され、米軍の訓練を受けた対テロ部隊を含む複数の部隊がいくつかの方面から同市に攻め込んでいた。

作戦司令官は26日、軍部隊がタルアファルの病院などを奪還したと発表。これより前には市中心部の区域にイラク国旗を立てたと報告していた。司令部が公開した地図によると、あとは市北部にISIS支配地をわずかに残すのみとなっている。

タルアファルはイラク軍が先月解放した北部モスルの西約70キロに位置し、2014年6月からISISに支配されていた。

同国では今も北部キルクーク西郊のハウィジャと、シリア国境の複数の町がISISの支配下にある。

2017.08.27 Sun posted at 11:00 JST