九州電力は28日、石炭火力の苅田(かりた)発電所新1号機(福岡県苅田(かんだ)町、出力36万キロワット)が27日午後7時49分に運転を自動停止したと発表した。発電機冷却のために設備を循環する海水の取水口にクラゲが大量発生し、除去装置の能力を上回って停止したのが原因。電力の安定供給に問題はないという。

九電によると、27日午後6時55分ごろから海水の取水口にクラゲが大量発生。備え付けのクラゲ除去装置が同日午後7時9分に停止し、取水量が低下したことで設備の温度が上昇したため運転を停止した。九電は設備に異常がないことを確認して早期の運転再開を目指す。

苅田発電所新1号機は2013年8月にも同様の理由で自動停止した。【浅川大樹】

配信2017年8月28日 12時22分
毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170828/k00/00e/040/242000c