http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170828/k10011115761000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_018

去年、埼玉県東松山市の河川敷で、当時16歳の少年に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた17歳の少年に対し、裁判所は「被害者を川に沈めるなど犯行の悪質性は高い」として、懲役5年半以上9年以下の不定期刑の判決を言い渡しました。

去年8月、埼玉県東松山市の河川敷で井上翼さん(当時16)が遺体で見つかった事件では、当時、中学生だった3人を含む15歳から18歳までの少年5人が逮捕され、このうち17歳と18歳の少年2人が仲間とともに井上さんを殴るなどしたうえ、川に沈めるなどの暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪で起訴されました。

28日、さいたま地方裁判所で開かれた17歳の少年に対する裁判員裁判で、佐々木直人裁判長は「少年は終始、積極的に暴行に参加したうえ、意識がはっきりしない被害者を川に沈めるなど犯行の悪質性は高い」として、懲役5年半以上9年以下の不定期刑の判決を言い渡しました。

この事件では、傷害致死の罪で起訴された、もう1人の少年が、先月懲役6年以上9年以下の不定期刑の判決を受けたほか、当時、中学生だった3人が少年院への送致が決まりました。

8月28日 17時12分