防衛相 北朝鮮ミサイルはグアム島も射程内の可能性
8月29日 13時25分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170829/k10011117431000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
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小野寺防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて、中距離弾道ミサイル「火星12型」だとすれば、最大飛行距離はおよそ5000キロあり、グアム島も射程に入る可能性があるという認識を示しました。
この中で、小野寺防衛大臣は、北朝鮮が国際機関に事前に通告せず、日本の上空を通過する弾道ミサイルを発射したことについて、「1998年の時には予告なしだったが、
それ以降は予告が一応あった。予告なしにこのようなミサイルを発射することは大変危険なことであるし、断じて許してはいけない」と述べました。

そのうえで小野寺大臣は、今回の弾道ミサイルについて、「5月14日に北朝鮮がロフテッド軌道で発射した『火星12型』だとすれば、最大の飛距離は5000キロと言われているので、当然、グアムに届く」と述べ、
グアム島も射程に入る可能性があるという認識を示しました。

そして、小野寺大臣は、「北朝鮮の発言を信じるのであれば、北朝鮮は従前からグアムについて言動をしているので、引き続き、さまざまなことを予定しているのではないかと思っている」と述べ、警戒監視を続けていく考えを示しました。

また、小野寺大臣は、弾道ミサイルが日本海の上空で3つに分離したかどうかについて、「それは可能性の話であり分析していく中で最終的に判断する。
今の把握状況では、分離した飛しょう体はすべて日本から1180キロの太平洋に落ちたと推定している」と述べました。