0001右大臣・大ちゃん之弼 ★
2017/08/30(水) 08:14:57.93ID:CAP_USER9市場の排水は月3千トン。市の下水道管を経由して滋賀県の浄化施設で処理され、琵琶湖に流される。市場下流の検査では他の排水と混ざって基準値を下回り、環境汚染はないという。
市下水道課が06年以降に市場で実施した検査では19回のうち07、12年を除く16回で基準値を超え、13年以降は全11回が違反だった。市場が独自に行った検査では12年も超過した。
基準違反の物質は主に4種類。富栄養化を招くリン含有量は市条例の基準値の最大26倍、窒素含有量は同5倍、水質汚染の指標となる生物化学的酸素要求量(BOD)は同4・3倍、動植物油脂類が同5・7倍だった。
市場に対して下水道課は06〜16年に計8回の警告と3回の注意、13〜16年には行政処分の一歩手前の改善勧告を4回行った。今年6月の検査でも基準を上回り、さらに改善勧告を行う方針。市場側はいずれも越直美市長に報告している。下水道課は「民間業者を含め、勧告を繰り返すのは異例」とする。
市場管理課によると、原因は水産の仲卸業者が場内施設で行う魚の加工とみられ、同課は切り身や焼き魚にする際に「血や油、内臓の成分が水に混ざるのでは」と推測する。13年と今年6月、加工施設の排水を検査すると基準超過だったが、具体的にどの作業が原因かは特定できていない。
市場は油脂類を除去する装置の清掃を増やす対策は取ったが、リンやBODへの効果はない。水質自体を改善する浄化設備はなく、設置の予定はないという。
長期間の水質違反について市場管理課は「大変なこと。今後は最悪、市場が排水停止になる恐れもある」と受け止めている。ただ改善策は「基準違反がないよう業者に対応してもらう」という姿勢で、業者は反発している。
http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170830000001
【 2017年08月30日 05時00分 】京都新聞
http://i.imgur.com/g3LuMHF.jpg
大津市公設市場の排水基準違反数