http://yomiuri.co.jp/science/20170831-OYT1T50024.html
 山形県鶴岡市立加茂水族館に、毒性が非常に強いことからその名が付いた「ハブクラゲ」がお目見えし、長い触手を伸ばして優雅に泳ぐ姿が訪れた人の目を引きつけている。

 ハブクラゲは沖縄や奄美地方で5〜10月に見られ、刺されると命を落とすこともある。少し角張った約10センチの大きさの透明な傘と、その四隅から伸びる糸のような長い触手が特徴だ。

 沖縄美ら海ちゅうみ水族館から4匹が贈られた。岐阜県から来た学生(23)は「初めて見た。きれいなものには毒があると言われるが、それと同じなのかな」と興味深げに眺めていた。生存期間は1か月程度とみられ、奥泉和也館長は「繁殖がすごく難しく、山形ではめったに見ることができない。力強く泳ぐ様子をぜひ見てほしい」と話している。

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