震災後1カ月...「死亡リスク」最も高い 肺炎、脳卒中など原因
9/2(土) 10:41配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170902-00010005-minyu-l07

 震災関連死など震災、原発事故の間接的な影響による相馬、南相馬両市民の死亡リスクは、震災発生後1カ月間が最も高かったとの研究成果を相馬中央病院の森田和宏医師らの研究チームがまとめ、1日までに国際医学誌に発表した。
 研究では、2006(平成18)〜10年の両市の総死亡者6163人のデータと、11〜15年の震災の直接死と診断された人を除く総死亡者6125人のデータを比較した。
 その結果、震災後の死亡リスクは発生から1カ月間で有意に上昇しており、この間多い死亡原因は肺炎、脳卒中、冠動脈心疾患、がんの順だった。
 研究チームは理由について「災害後の避難に伴う持病の悪化、または地域コミュニティーや医療インフラがダメージを受けたことによって地域住民の健康が維持できなくなったためと考えられる」と考察している。