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青森県の津軽平野を走る「津軽鉄道」で、秋の訪れを感じてもらおうと、車内に鈴虫が入った虫かごを取り付けた「鈴虫列車」の運行が始まりました。
「鈴虫列車」は、青森県五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道が乗客に秋の訪れを感じてもらおうと、30年ほど前から毎年運行しています。

車内や駅構内で津軽鉄道の社員たちが育てたおよそ100匹の鈴虫を見ることができ、このうち車体がオレンジ色に彩られた「走れメロス号」には、10匹が入った虫かごが1つの車両に2つずつ取り付けられました。乗客は虫の様子を眺めたり、写真に収めたりして秋の風情を楽しんでいました。

津軽鉄道によりますと、ことしは夏の天候不順の影響で鈴虫の成長が遅れていて、元気に鳴き始めるのは1週間余りあとになる見込みだということです。

静岡県から来た60代の女性は「鈴虫を見ると懐かしい気持ちになります。秋らしさを感じられてとてもいいと思います」と話していました。津軽鉄道の「鈴虫列車」は、来月上旬まで運行されます。

9月2日 17時53分

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