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【9月2日 時事通信社】トランプ米政権とロシア政府の関係をめぐる疑惑で、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は1日、コミー前連邦捜査局(FBI)長官を解任したトランプ大統領の真の動機がうかがい知れそうな幻の書簡を、モラー特別検察官が最近入手したと報じた。

 トランプ氏は5月のコミー氏解任の際、クリントン元国務長官の私用メール問題の扱いを誤ったことが解任の理由だと説明。しかし、その後、ロシア疑惑が背景にあったとほのめかすなど、動機に関する説明を変遷させている。幻の書簡から、疑惑に対する捜査に影響を与えるのが目的だったと判断されれば、司法妨害の疑いが強まる可能性がある。

 同紙によると、幻の書簡はコミー氏に解任を通告するもので、トランプ氏とミラー大統領補佐官が作成。しかし、マクガーン法律顧問が内容に問題があると判断し、送付前に待ったをかけた。コミー氏には代わりにメール問題の扱いを解任理由とする司法省作成の別の書簡が送られた。(c)時事通信社

2017年9月2日 12:10 発信地:ロシア