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9月6日 4時07分

地域を限って大胆な規制緩和などを行う国家戦略特区をめぐり、政府は、獣医学部新設に関する批判を踏まえ、役所間の協議では議事録を残すなど透明性を高める対応策を取りまとめることにしています。

地域を限って大胆な規制緩和などを行う国家戦略特区をめぐって、5日開かれた諮問会議で、民間議員は、獣医学部新設に関する野党などからの批判を踏まえ、手続きの透明性を高めるための提言を行いました。

それによりますと、関係する府省庁間で議論を行った際は、それぞれの主張が正確に記録されるよう、必要に応じて、当事者間で合意した議事録を残すことや、安倍総理大臣に加え、関係閣僚も出席する諮問会議を実質的な折衝の場として活用すべきだとしています。

さらに諮問会議のもとに設けられているワーキンググループの議事録について、公開する項目などを明文化するとしています。

安倍総理大臣は、「透明性向上に向けた運用の見直しにより、特区の改革実現力を強化しながら成長戦略の根幹をなす岩盤規制改革に一層力強く取り組んでいかなければならない」と述べました。

政府は、民間議員の提言も踏まえながら、国家戦略特区の認定などに関する手続きの透明性を高める対応策を早期に取りまとめることにしています。