0001みつを ★
2017/09/06(水) 17:50:23.27ID:CAP_USER9昭和30年代に流行した「歌声喫茶」の雰囲気を楽しみながら健康作りにつなげる催しが、東京・調布市で開かれました。
「歌声喫茶」はアコーディオンなどの演奏に合わせて客がリクエストした曲を一緒になって合唱する店で、昭和30年代に各地で流行しました。
東京・調布市の西部公民館では、かつて「歌声喫茶」を楽しんだ世代の高齢化が進んでいることを踏まえて「健康歌声サロン」と銘打って今月から復活させました。
初日には40人余りのお年寄りが集まり「歌声喫茶」でよく歌われていたロシア民謡や昭和20年代から40年代に流行した昭和の歌謡曲などを、ピアノの生演奏で声を合わせて歌いました。
また、認知症や介護予防につなげようと、童謡を歌いながら指を動かしたり歌謡曲を歌いながら簡単な体操をしたりするプログラムにも挑戦していました。
かつて「歌声喫茶」によく訪れていたという70代の女性は「とても楽しかったです。ふだんから頭を使っているつもりでしたが、歌に合わせて指を動かすのが結構難しかったです」と話していました。
また、80代の男性は「ピアノの伴奏がとてもよかったです。懐かしい歌ばかりで涙が出ます」と話していました。
かつての「歌声喫茶」のように生演奏に合わせて歌を楽しむ場は、団塊の世代の人たちが定年退職を迎えるのに合わせて各地で増えているということです。
伴奏を務めたピアニストの廣瀬めぐみさんは「みんなで楽しく歌うという、カラオケともコーラスとも違う歌の楽しみ方で、学生運動から今回のような福祉の場での広がりまで時代とともに変わっていくおもしろさもあります。楽しみにしている方が多くいるかぎり、取り組みを続けていきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170906/K10011129061_1709061653_1709061655_01_03.jpg