北朝鮮からみると、小野寺防衛相がさきの8月4日に、北朝鮮のミサイル基地を先制攻撃する戦力を
保有できないかどうか検討していると述べたことなどは、レッドラインを越えている(have gone beyond
the red line)という。8月10日の北朝鮮「労働新聞」がそのように論評した。

それによると、日本が集団的自衛権を認める憲法解釈を行ったり、それにもとづいて2016年3月から
自衛隊の海外活動を拡大したり、特定秘密保護法を制定したり、テロ等準備罪を新設したりしたことは、
軍国主義を復活させて大東亜共栄圏を再構築しようとする目論見に沿ったものであって、朝鮮半島に
自衛隊を派兵する準備なのだという。

くわえて憲法9条の改正は、そうした日本の侵略意図に正しさやお墨付きを与えるための最後のステップ
になるとして関心を示している。

そして、それに対して北朝鮮はいまや日本列島を一瞬で灰燼に帰する能力を有しており、日本の反動
勢力のそうした策動は日本の悲劇になるだけだと警告している。
Japanese Reactionaries Should Not Go Frivolous before Merciless Nuclear Fist, Aug. 10 2017
ttp://www.rodong.rep.kp/en/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2017-08-10-0004