内田樹「強い者に媚びへつらい、弱い者を虐めるのが日本人の本質。立憲主義廃絶への一本道」


「国民は主権者ではない」ということのほうが多くの日本人にとってはリアルだということである。
戦後生まれの日本人は生まれてから一度も「主権者」であったことがない。
家庭でも、学校でも、部活でも、就職先でも、社会改革を目指す組織においてさえ、
常に上意下達の非民主的組織の中にいた

それは上位者の指示に唯々諾々と従う者の前にしかキャリアパスが開けない世界だった。
「国民主権」を廃絶し、相互監視システムを構築する一連の法案(特定秘密保護法案や共謀罪など)が、
これほどすんなりと国民の議論もなく通過する理由である。


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