http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170908/k10011132331000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_020
(リンク先に動画あり)

ミャンマーで少数派のイスラム教徒ロヒンギャの武装勢力と治安部隊の戦闘が続き、一般の住民も被害を受けていることについて、日本に住むロヒンギャの人たちが、東京のミャンマー大使館の前で抗議活動を行い、一時騒然となりました。警視庁によりますとけが人はいないということです。

警視庁によりますと、8日午後3時半ごろ、東京・品川区北品川にあるミャンマー大使館から「デモ隊が建物に入ってくる」と、110番通報がありました。警察官が駆けつけたところ、大使館の前で日本に住むロヒンギャの人たちなどが抗議活動を行っていて、この活動に反対する人たちともみ合いになったということです。

ミャンマーでは、ロヒンギャの武装勢力と治安部隊の戦闘によって死者が多数出て、一般の人も被害を受けているとして、世界各地でミャンマー政府に対する抗議活動が行われていて、警視庁によりますと、8日は大使館周辺に最大で150人ほどが集まったということです。

一時、騒然となりましたが、これまでのところけが人はいないということです。警視庁が、現場にいた人や大使館の関係者などから話を聞いて詳しい状況を調べています。

目撃者は…

抗議活動に参加したパキスタン人の52歳の男性は「同じイスラム教で世界の平和を願っている。人を殺すのをやめてほしいとミャンマーの大使に訴えにきた」と話していました。

また、現場の様子を見ていた別の男性は「私の後ろにいたミャンマー人が何か投げようとしていたので警察官が止めに入っていた」と話していました。

9月8日 20時03分