熊本県は、県のPRキャラクター「くまモン」の新たな活用策などを検討する「くまラボフェロー(研究員)」に企業などの12人を任命した。

 任期は半年で、県の知名度向上などにつながるサービスやアイデアを開発する。

 選ばれたのは、NTT西日本熊本支店や野村総合研究所、東芝デジタルソリューションズなど国内外9社の9人と、九州大など3大学の大学院生ら3人。県の公募に応じ、提案した活用策が評価された。

 県庁で1日行われた任命式で、蒲島知事が任命証を手渡した。東京大先端科学技術研究センターの檜山敦講師(38)は、コンピューターで仮想の風景を作り出す「仮想現実(VR)」を研究している。「くまモンがインターネットなどで活躍すれば、高齢者らが情報通信技術に興味を持つきっかけになるかもしれない。くまモンには様々な可能性がある」と話した。

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