この異常な自尊心と自己愛の女

この人物は、昔から超の字がつく有名人だった。ボストン時代、もう博士課程も中盤に入り、
comprehensive examとかfield examとか言われている試験の準備をしていたころ、
同じFletcher Schoolの後輩から「宮本さんって豊田さんとどういう知り合いなんですか?」
と聞かれたことがある。その後輩は、ある官庁からの留学生で博士課程進学して学者に転身することを
希望していたので相談に乗っていた。当時の僕には、豊田真由子なんて名前すら聞いたことのない
人物だった。聞けば、HarvardでもSchool of Public Healthに留学している厚生省の人だという。
その彼女が僕のことを罵詈雑言言っているとのこと。正直驚いた。
こちらは芸能人どころか有名人ですらない。見ず知らずの人に言われる筋合いなどない。
ちょうど彼女たちの学年が卒業する間際の時期でHarvardで大きなパーティーがあり、
その席に同席した別の後輩に豊田さんを紹介してもらった。
 なぜ、僕のことを知っているのか?僕がいろいろ彼女のことを中傷しているということだが、
自分には全く身に覚えがない。そもそも見ず知らずの人の悪口など言いようもないし、
聞くところによるとどう見ても僕の話ではない(僕はHarvardでもKennedy Schoolの人と理解されていた)。
文句があるなら直接言えばよいし、僕の名前を使って誰かの悪口を言っているならその人との関係も悪くするだろうと質問した。
豊田さんは、その2年近く前、ボストンに留学してきたころに一度、
どっかのパーティーで僕にあったことがあるのだという。その同じパーティーで、
僕と同じ通産省からHarvard Law Schoolに留学していたH君にそっけなくされたのがカチンと来たらしい。
その後のH君に対する恨みつらみは、聞いていて情けなくなるほどくだらないのだが、
彼の言い方にもとげがあったかのかもしれない。僕は、「H君はいいやつだよ。そういう人ではない。
霞が関の住人として今後もいろいろお付き合いもあるだろうから、ちゃんと紹介してあげる。誤解を解いておくといいよ。」
といったら素直に納得してくれた。
それにしてもH君でなくて、なんで僕なのか?それを聞くと、
彼女は「だって、その日の日記に宮本さんって書いちゃったからし、お母さんとの電話でもそういっちゃったから」
と言うなり、みんなの前でめそめそ泣きだしたのである。要するに、
宮本君でなくてH君の話だということは本人も2年前から理解していたということだ。
それなのに2年間、ことあるごとにH君の話を僕のこととして吹聴していた。
そもそもH君に言われたことというのは豊田さんの説明を聞いても、
なぜ罵詈雑言につながるのか理解不能だったから、H君にしてもいい迷惑。
それにH君はLaw SchoolでKennedy Schoolでもない。めちゃくちゃである。