7日午後3時10分ごろ、山口県下関市彦島江の浦町の三菱重工下関造船所で、船舶建造中にガスに引火する事故が起きた。作業をしていた男性社員2人が重傷を負い、病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。県警下関署が事故原因を調べている。

 同署などによると、2人のうち下関市彦島杉田町の長(なが)正輝さん(26)が顔面に大やけどを負い、左腕を骨折した。北九州市門司区梅ノ木町の川内大輔さん(30)は急性音響外傷で約1週間の入院治療が必要と診断された。

 2人は船底部で溶接作業中。ガスバーナーの火が現場に滞留していたガスに引火したとみられる。

https://mainichi.jp/articles/20170908/ddg/041/040/008000c