化石燃料からのエネルギー効率を計算してみる。

ニッサン新型リーフ、バッテリー容量40kWh、JC08モード航続距離400km
バッテリー容量40kWh=144MJ
最新鋭のガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)熱効率60%程度
送電損失が5%程度(効率95%程度)
直流から交流への変換ロス、80〜90%程度
リチウムイオン電池の充電効率、95〜99%程度

計算結果が最も有利になる数字をえらんで計算してみる。
元手を1としてxGTCC効率0.6x送電効率0.95xAC-DC変換0.9x充電効率0.99
一番良い数字を繋ぎ合わせて0.50787(50.7%)、これが燃料から電池出力までの効率。

JC08モード航続距離400km ÷ バッテリー容量144MJ =2.77km/MJ x 0.50787 = 1.41075km/MJ
ニッサン新型リーフは、燃料1MJあたり1.410km走る。

プリウス ZVW51(プリウスEタイプ)
40.8km/L ÷ ガソリン1L 34.6MJ = 1.179km/MJ
タンク容量38L、航続距離JC08モード理論値 1550km

エネチャージ版アルト DBA-HA36S
37.0km/L ÷ ガソリン1L 34.6MJ = 1.069km/MJ
タンク容量27L、航続距離JC08モード理論値 999km

思ったより大きな差が無い。
寒い時ヒーター使っちゃうと総合効率でアルトにすら負けかねない。
ガソリン車は廃熱は使い放題で、ヒーターを使っても燃費は落ちない。
熱効率40%台の現行発電所だと更に厳しい。
熱効率45%として計算すると、x0.45x0.95x0.9x0.99x2.77=1.055099925となりアルトとほぼ同じになる。
ヒーターを使うと確実に劣る。