>>681
先進国で唯一日本だけはエミッションで最も不利な石炭火力が新設されている。
3.11以降の原発運転停止に対応するためだ。

火力発電の主力は調達コストが比較的低く、エミッションでも有利な天然ガスだが、
天然ガスの調達は長期契約であり冗長性に乏しい。
そこで石炭の出番だ。

石炭ガス化複合発電 (IGCC)は低質な石炭や重質油などをガス化し、不純物を除去した後、コンバインドサイクルで発電する。
低品質な褐炭なんかは買い手市場なんで調達を増やすのは容易。

重油を燃料とする火力発電は、石油の連産比率から他の石油製品の需要とバランスしなければならないので、そうそう増やす事は出来ない。
コストも大事だが、それだけでは世の中は動かないんだよ。

天然ガスのパイプラインが通じている様な国ではEVも結構かもしれないが、船舶で輸入するしかないわが国の場合、石油に対して天然ガスが優位という事は無い。