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9月13日 18時29分

今月9日、台湾東部の渓谷の道路で起きた落石で、頭などにけがをして意識不明の重体となっていた日本人男性が12日夜に死亡しました。

死亡したのは白井寛之さん(35)です。
白井さんは、今月9日午後、台湾東部、花蓮県にある渓谷の道路を自転車で走行中に、渓谷から落ちてきた石で頭や腕などにけがをして意識不明の重体となっていましたが、警察などによりますと、12日夜に亡くなったということです。

白井さんは、事故があった翌日の10日に、この渓谷をコースにした自転車ロードレースに参加するため現地を訪れていたと見られ、警察によりますと、事故当時はロードバイク用の自転車に乗り、ヘルメットもかぶっていたということです。

白井さんの事故を受けて、10日のレースは安全が確認できないとして中止になったということです。

現場は、台湾有数の景勝地で落石事故が後を絶たない太魯閣渓谷にある道路で、道路管理当局などのこれまでの調べによりますと、道路から高さ100メートル以上のところから石が落ちてきたということで、大きいものでは直径20センチ以上あったと見られるということです。

当局は、落石の箇所を調べるなどして、引き続き事故の詳しい状況を調べています。