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9月13日 13時38分

IOC=国際オリンピック委員会は、日本時間の14日にペルーのリマで開かれる総会で、東京オリンピックとパラリンピックの次の2024年大会をフランスのパリ、28年大会をアメリカのロサンゼルスで開催することを正式に決定する見通しです。
IOCは、オリンピックの開催に立候補した都市が巨額の費用などを理由に撤退するケースが相次いだことなどから、2024年の開催都市に立候補していたパリとロサンゼルスとの調整がまとまれば、この2都市を振り分けて28年の開催都市も同時に決める異例の決断を下しました。

開催都市の決定は、IOCの総会の初日、日本時間の14日未明に行われ、調整の結果、24年大会はパリに、28年大会はロサンゼルスに正式に決まる見通しです。2大会を同時に決めるのは96年ぶりとなります。

11年も先の開催都市まで決めることを懸念する声も聞かれますが、総会を前に会見したIOCのバッハ会長は「この機会を逃せば大きな過ちを犯すことになる。この不安定な時代に、IOCは、この先安定した状況が得られる」と述べ、財政基盤などが強固な2つの都市での連続開催とすることで安定的な大会運営につなげたい狙いがうかがえます。