松尾大社(京都市西京区)で宿直勤務の残業代などが支払われなかったとして、同市の元神職の40代男性と妻が未払いの残業代など計約1850万円の支払いを求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、京都地裁(藤田昌宏裁判長)であり、神社側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、男性は平成26年から今年1月に退職するまでの約3年間、宿直勤務などによる残業代が支払われることなく、休日出勤の手当てもなかったとしている。妻も関連の別の神社で事務の業務などをしていたが、賃金が支払われなかったという。

 男性は取材に対し「就業規則を作りながら、それにのっとって業務をさせていないことに問題がある」と話した。

http://www.sankei.com/smp/west/news/170914/wst1709140018-s1.html