かんきつ類収穫量日本一の愛媛県は14日、和製グレープフルーツと称されるかんきつ「河内晩柑」に含まれる成分に、認知症の予防効果があると発表した。ジュースにして商品化を目指す。

 県が愛媛大や松山大と研究を進めた結果、河内晩柑の果皮に多く含まれるオーラプテンという成分を摂取すると、認知機能低下の原因となる脳内の炎症を抑えることが分かった。高齢者を対象とした比較実験では短期記憶力の維持、改善傾向がみられた。

 県内の飲料メーカーと協力し、ジュースにして発売する予定。商品は河内晩柑特有の苦みを抑え、さっぱりとした甘酸っぱい味わい。

認知症の予防効果がある成分を含むかんきつ「河内晩柑」と、その果汁を使ったジュース
https://nordot-res.cloudinary.com/ch/images/281012670517462113/origin_1.jpg

配信2017/9/14 19:44
共同通信
https://this.kiji.is/281006258692064353