イージス艦の衝突事故が相次いだ米海軍第7艦隊の艦船が、試験的に見張り役の乗組員の勤務時間帯を固定する運用を始めたことが16日、米海軍への取材で分かった。これまで不規則だった乗組員の生活リズムを一定に保ち、業務の効率や警戒監視での集中力を引き上げるのが狙い。

 米海軍幹部は6月の静岡県・伊豆半島沖の事故で監視に誤りがあったことを認めた。米政府監査院は日本配備の艦船では訓練時間が不足していると指摘。北朝鮮のミサイル発射実験への対応や、中国が軍事拠点化を進める南シナ海での活動など、任務の増大が背景にあるとみられる。

 試験運用を始めたのはイージス巡洋艦シャイロー。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017091601001282.html
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