「10月衆院選」議席予測で自公300超、小池新党が第3党浮上の衝撃


安倍晋三首相が「伝家の宝刀」を抜く可能性が高まってきた。臨時国会冒頭で、衆院を解散し、
10月22日投開票(同10日告示)の衆院トリプル補選に合わせるとの「解散風」が強まっているのだ。

夕刊フジで「10月衆院選」について、選挙プランナーの松田馨氏に政党別獲得議席予測を依頼したところ、
自民、公明与党は計307議席と圧勝し、日本維新の会などの改憲勢力で「3分の2」(310)を確保できるとの分析が出た。

山尾志桜里・元政調会長のW不倫疑惑の影響か民進党は振るわず、
小池百合子都知事が率いる「小池新党」は国政で初陣だが、第3党に急浮上する見通しだ。

「7月の東京都議選で、自民党が惨敗した状況から一変してきた。大きく下がっていた内閣支持率は、内閣改造や北朝鮮有事への対応で盛り返している。
野党第一党の民進党が振るわず、若狭勝衆院議員や細野豪志元環境相らが年末を見据えて模索する『新党』の準備も整わない。
このタイミングでは、自民党に代わる『受け皿』がない。過去2回のような大勝はないが、消極的支持によって自民党が勝つ」

松田氏は「10・22衆院選」の見立てについて、こう語った。

注目の議席予測は別表の通り。投票率は50%前半とした。「1票の格差」を是正する「0増10減」(小選挙区0増6減、比例区0増4減)が実施され、衆院定数は475から465と減っている。
自民党単独で過半数(233)を突破するだけでなく、17ある全常任委員長ポストを押さえ、過半数の委員も送り込める絶対安定多数(261)も上回る勢いとなった。

官邸に近い関係者は「これまで安倍首相が解散総選挙に慎重だったのは、憲法改正の発議に必要な『3分の2』を失ってしまうことへの恐れがあったとされる。
特に、菅義偉官房長官は『来年の通常国会で憲法改正を発議し、その後、解散すべきだ』という考え方だった。
3分の2割れの危険は避けたかったが、ここに来て慎重派だった菅氏も前向きになってきたようだ」と語った。
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