関西経済同友会 イスラエル企業視察
9月18日 0時25分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20170918/k10011144661000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_021

関西の経済団体、関西経済同友会が、ベンチャー企業の育成を強化しようと世界的なベンチャー企業を数多く輩出している中東のイスラエルを訪れ、自動運転の関連技術で注目されている企業などを視察しました。
関西の企業経営者でつくる「関西経済同友会」の視察団は、17日、エルサレムにある自動運転の関連企業「モービルアイ」を訪れ、実験車両を見学しました。

モービルアイは、90年代後半に地元の大学教授らが立ち上げたベンチャー企業で、現在は自動運転車が必要とするカメラによるセンサー技術などを各国の自動車メーカーと共同で開発していて、先月、アメリカの半導体大手から日本円で1兆7000億円で買収されました。

視察団は、このほか現地の大学も訪れて、学生や研究者が学術研究を活用したベンチャー企業を立ち上げる際、大学側がどのように支援しているのかなどについて聞き取りを行いました。

関西経済同友会でベンチャー企業の育成を担当する深野弘行委員長は「イスラエルでは、研究者たちがビジネスマインドを持ち、驚くような技術開発を行っていることがわかった。大学がビジネスに応用できる可能性がある学術研究を積極的に情報発信したり、資金的に支援したりする取り組みは、日本でも導入すべきだと感じた」と話していました。