21日午前8時35分ごろ、大阪(伊丹)空港で、宮崎発大阪行きの全日空502便(ボーイング737―500型機)が着陸しようとした際、油圧系統の異常表示があり、着陸をやり直した。乗客116人と乗員5人にけがはなかった。

国土交通省大阪空港事務所によると、着陸後、空港の滑走路を約3分間閉鎖して点検した。この影響で大阪発着の計11便に最大で18分の遅れが生じた。機体点検の結果、正常な作動油量の3分の1が漏れていたという。

全日空大阪空港支店によると、着陸態勢に入った際、三つある油圧系統のうち一つに不具合の可能性を示す表示が出た。上空に戻ってチェックリストに基づいて点検し、着陸に問題がないことを確認したという。空港では万一に備えて消防車が待機した。

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朝日新聞デジタル
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