住宅間で電力を融通新システム

http://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/2004144501.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

再生可能エネルギーの利用拡大に向けて、太陽光パネルを設置した住宅同士で
あまった電力を分け合う新しいシステムが、兵庫県芦屋市で整備されることになりました。

これは、兵庫県や大手住宅メーカーなどが共同で整備するもので、
「マイクログリッド」と呼ばれるシステムの1種です。

芦屋市涼風町の3万2千平方メートルの敷地に117戸の住宅を建設し、
すべての住宅に太陽光パネルと蓄電池を設置するもので、
再生可能エネルギーの利用拡大が目的の1つとなっています。

太陽光発電でつくられた電力は各家庭で利用するほか、あまった分は
地域内に張り巡らせた電線を通じて、近隣の住宅同士で分け合います。
兵庫県によりますと、このシステムによって地域全体で必要な電力の8割以上をまかなうことができ、
電気代も割安になるということです。

こうしたシステムを利用した住宅地の整備は全国で初めてで、
来年の12月頃から住むことができるということです。

兵庫県企業庁の石井孝一・公営企業管理者は
「災害時にも有効なシステムで、この事業がモデルとなって
今後、国内外で広がることを期待している」
と話しています。

09/22 05:29