関西エアポートは25日、8月の関西国際空港の利用状況(速報値)を発表した。国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比13%増の268万人となり、単月として過去最高となった。韓国や中国、東南アジアからの旅客や、6月に就航を始めた格安航空会社(LCC)の関空―ハワイ航路の旅客が増えた。

 国際線の旅客数は12%増の199万人。外国人は18%増の127万人で、いずれも過去最高だった。LCCなどで関空と韓国や香港を結ぶ便が増えたことが寄与した。

 日本人の国際線旅客数は70万人と、2013年8月以来4年ぶりに70万人を超えた。アジアやハワイ方面の人気が高く、担当者は「新規就航したLCCのハワイ路線の影響が大きい」と話した。

 大阪国際(伊丹)空港の8月の旅客数は3%増の149万人だった。

配信2017/9/26 6:00
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASHD25H3I_V20C17A9LKA000/