保存されることになった御嶽神社奥社の祈祷所の壁(26日、長野県木曽町で)
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 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(長野・岐阜県境)の噴火を記憶にとどめるため、地元の長野県木曽町は、山頂・剣ヶ峰にあった御嶽神社奥社の祈祷きとう所の外壁を保存することを決めた。

 壁には噴石による傷跡が生々しく残っており、町は、山麓に整備予定のビジターセンター(VC)で展示する方針だ。

 死者58人、行方不明者5人を出した噴火から27日で3年。奥社は今夏、噴火警戒レベルの引き下げを受けて解体された。保存されるのは、祈祷所の噴火口側の壁のアルミぶきの板で、縦約4メートル、横約5メートル。噴石が地面で跳ね返るなどして当たり、多くの穴が開いている。町の担当者は「見た人に噴火のすさまじさが伝わるはず」と話す。展示場所となるVCは、登山者向けの防災啓発施設で、町と、隣の王滝村が2020年度の開設を計画している。

2017年09月26日 14時50分
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