http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170927/k10011157631000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_039

世界の国別の競争力に関する調査で、日本は多額の政府債務や女性の社会進出の遅れなどから、去年に続いて順位を下げ9位に後退しました。

「ダボス会議」で知られる「世界経済フォーラム」は、毎年、経済やインフラ、それに教育水準などの観点から各国の競争力を順位づけていて、27日、ことしの報告書を発表しました。

それによりますと、調査対象となった137の国と地域のうち、日本の総合評価は9位で、去年の8位から2年連続で順位を下げました。調査の中で、日本はインフラの質や教育水準が高く、技術革新も進んでいると評価された一方で、「政府債務」の項目で最下位だったのをはじめ、「女性の社会進出」も77位と低い水準にとどまっています。

世界各国ではスイスが技術の革新力や教育水準などがすぐれているとして9年連続で1位となったほか、アメリカが2位、シンガポールが3位となっています。またアジア地域では、香港が日本を抜いて6位だったほか、韓国が26位、中国が27位などとなっています。

9月27日 7時38分