“夫逮捕と思い 救急車呼べず”

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003523581.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

大阪・堺市の3歳の男の子の行方がわからなくなり、その後、遺体が山の中で見つかった事件で、
傷害致死などの罪に問われている両親の裁判が開かれ、母親は、
「救急車を呼んだら、息子への暴力がばれて夫が逮捕されてしまうと思い呼べなかった」
と述べました。

大阪・堺市の鉄筋工、梶本卓被告(36)と妻の千穂被告(33)は、おととし12月、
当時住んでいた松原市の住宅で、長男の樹李ちゃん(当時3)の頭を殴ったり、
壁に打ちつけたりして死亡させ、遺体を千早赤阪村の山に遺棄したとして、
傷害致死や死体遺棄などの罪に問われています。

27日、大阪地方裁判所堺支部で開かれた裁判員裁判で、千穂被告は、弁護士の質問に対し、
「夫が息子をたたいている時、ドア越しに注意したり、ドアを開けて
右ひじをつかんだりしたが、止めることはできなかった」
と述べました。
また、
「夫は、息子が亡くなると遺体を2階に運んだ。このまま隠すのだろうと思っていた。
山の中に捨てたことは、逮捕されたあとに知った」
と述べました。

裁判長から「救急車を呼べなかったのか」と聞かれると、千穂被告は、
「息子への暴力がばれて、夫が逮捕されてしまうと、生活に支障が出ると思い呼べなかった」
と述べました。

09/27 20:40