0001みつを ★
2017/09/28(木) 01:57:55.38ID:CAP_USER92017年9月27日 20:39 発信地:中国
【9月27日 時事通信社】国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)は27日、北京で開催中の総会でパレスチナの加盟を承認した。イスラエルとの紛争を抱えるパレスチナは、国際社会での「パレスチナ国家」承認を既成事実化するため国際機関への加盟を推進している。一方、パレスチナの加盟阻止を目指してきたイスラエルにとっては外交的敗北となり、反発は必至だ。
パレスチナ自治政府のマルキ外相は声明で、今回の加盟承認を歓迎し、「今後も国際レベルにおけるパレスチナの地位と役割の向上のために戦い続ける」と強調した。
中東和平交渉が進まない中、パレスチナは2011年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)に加盟。12年には国連で「オブザーバー国家」への格上げを果たし、15年に国際刑事裁判所(ICC)に加盟した。こうした動きを仲介役の米国は批判し、イスラエルはユダヤ人入植地建設の加速化などの報復措置を取ってきた。
パレスチナのアッバス自治政府議長は今年7月、北京を訪問し、習近平国家主席と会談。中国は1988年、イスラエルとの国交樹立よりも早くパレスチナを国家として承認するなど故アラファト前議長時代から友好関係を維持している。ICPO総裁には昨年、中国公安省次官の孟宏偉氏が就任しており、パレスチナ加盟は中国が後押しした可能性もある。
27日の総会では、パレスチナと南太平洋のソロモン諸島の加盟が3分の2以上の賛成票を得て認められた。これにより、加盟国・地域は192となる。(c)時事通信社