【ジャカルタ=一言剛之】オーストラリアの研究機関「南極気候・生態系共同研究センター」は27日、南極の海氷面積が過去最小を記録したとの観測結果を公表した

2014年に最大記録を更新してからの急減で、専門家が分析を急いでいる。

 同センターが人工衛星の映像を分析したところ、今年の南極の海氷面積は、最も縮小した3月1日に207・5万平方キロ・メートル、最も拡大した9月12日に1801・3万平方キロ・メートルだった。最大・最小値ともに1979年の観測開始以来、最も小さい記録となった。

 海氷面積は、14年9月に過去最大の2012万平方キロ・メートルが観測されており、わずか3年で日本の約5・5倍に当たる面積が消えたことになる。同センターのヤン・リーザー博士は「変化が大きすぎ、地球温暖化との関係は明確でない」と述べた。

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