http://www.afpbb.com/articles/-/3145023

2017年9月30日 15:40 発信地:コロンビア

【9月30日 時事通信社】2017年のノーベル賞の受賞者が2日から順次発表される。平和賞は6日で、フランシスコ・ローマ法王やドイツのメルケル首相、シリアの紛争地で救済活動を行う「シリア民間防衛隊(ホワイト・ヘルメッツ)」が賭け屋の予想で上位。昨年はコロンビアのサントス大統領が受賞した。

 このほか、イラクの少数派ヤジディ教徒のナディア・ムラドさんも下馬評に上っている。ムラドさんは、ヤジディ教徒の女性を性奴隷として迫害した過激派組織「イスラム国」(IS)の残虐行為を告発してきた。

 オスロ国際平和研究所(PRIO)のウーダル所長は、15年のイラン核交渉を合意に導いたザリフ・イラン外相と欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)を受賞者予想のトップに挙げた。

 平和賞以外では、2日に医学生理学賞、3日に物理学賞、4日に化学賞、9日に経済学賞が発表される。文学賞の日程は未定。日本人では、村上春樹氏が今年も賭け屋予想で文学賞の有力候補。化学賞には次世代太陽電池の開発に貢献した桐蔭横浜大の宮坂力特任教授の名前が出ている。(c)時事通信社